キッチンハンドの仕事を辞めて、次の仕事を探す間の「つなぎ」として、オーストラリア・ゴールドコーストでUber Eats(車)の配達を3週間やってみました。
この記事では、実際の売上・時給・ガソリン代を全部公開しながら、「ワーホリのUber Eatsは本当に稼げるのか」を正直に書きます。
結論:クエストありで時給約31ドル、なしだと約20ドル
3週間(10月7日〜10月25日)の結果はこちらです。
- オンライン時間:約45時間(103乗車)
- 売上:1,872.73ドル(うち500ドルは1回きりの紹介特典)
- 特典を除いた時給:約31ドル
- クエストを除いた、配達料金だけの時給:約20ドル
やってみて一番感じたのは、「Uber Eatsの時給は、クエスト(ボーナス)があって初めてオーストラリアの時給の水準に届く」ということでした。

なぜワーホリのつなぎにUber Eatsを選んだか
理由はシンプルで、次の3つです。
- キッチンを辞めて次の仕事を探す間に、すぐに始められた
- シフトがなく、働く時間を自分で決められる(面接や仕事探しの予定と両立できる)
- 友人の紹介で登録すると、紹介キャンペーンの特典があった
紹介キャンペーンは、期限内に決められた回数を配達すると特典がもらえる仕組みで、僕の場合は100回の配達で500ドルでした。条件は時期や人によって変わるので、登録前に紹介してくれる人に確認してください。
登録に必要だったもの
Uber Eatsの配達パートナーの登録で、実際に必要だったものはこちらです。
本人確認・手続き
- ABN(個人事業主の番号)
- TFN(タックスファイルナンバー)
- パスポートなどの身分証明書
- ポリスチェック(犯罪経歴の確認)

車で配達する場合
- 車のナンバープレート(ここから車の情報が登録されます)
- 運転免許証
- 日本の免許証の翻訳、または国際免許証
どれもアプリの案内どおりに進めるだけで、思っていたより簡単に登録できました。免許については、現地の免許に書き換えておくと一番スムーズだと思います。
保険について
Uberから保険の加入証明を出すように言われることはありませんでした。ただ、配達中は毎日のように車を運転するので、事故のときのために自分で保険に入っておくのがおすすめです。僕は、相手の車や物を壊してしまったときのための保険(第三者物損保険)に入っています。
3週間の収支を全部公開
週ごとの数字はこちらです。「クエスト・特典」は、決められた回数を配達するともらえるボーナスです。
| 週 | 売上 | オンライン時間 | 配達料金 | クエスト・特典 |
|---|---|---|---|---|
| 1週目(お試し4日) | 359.79ドル | 12時間46分 | 223.79ドル | 136ドル |
| 2週目 | 612.68ドル | 18時間6分 | 372.68ドル | 240ドル |
| 3週目 | 900.26ドル | 14時間7分 | 279.26ドル | 621ドル (うち紹介特典500ドル) |
| 合計 | 1,872.73ドル | 44時間59分 | 875.73ドル | 997ドル |

3週目は売上が900ドルを超えていますが、そのうち500ドルは1回きりの紹介特典です。これを除くと、3週間とも「配達料金だけの時給」はほとんど変わっていません。
| 週 | 時給(紹介特典を除く) | 配達料金だけの時給 |
|---|---|---|
| 1週目 | 約28ドル | 約17ドル |
| 2週目 | 約34ドル | 約21ドル |
| 3週目 | 約28ドル | 約20ドル |
クエストがなかったら時給はいくら?
紹介特典を除いた売上のうち、約35%はクエスト(ボーナス)でした。
- クエストありの時給:約31ドル
- クエストなしの時給:約20ドル
僕がキッチンハンドで働いていたときの時給は33.05ドル。クエストがあれば近い水準になりますが、なければ配達料金だけでは届きません。さらにUberでは、ガソリン代も自分持ちです。
つまりUber Eatsは、「クエストありきで、オーストラリアの時給に合わせている」仕組みだと実感しました。
稼ぐコツは「クエスト中心」で動くこと
3週間やって分かった一番のコツは、クエストを中心に予定を組むことです。
- アプリで、その日・その週のクエストを先に確認する
- クエストのある時間帯に集中して稼働する
- 回数が条件のクエストは、近くて短い注文やまとめ配達で回数を稼ぐ
- 遠すぎる注文は無理に受けない
実際、クエストがなかった日の時給は約22ドル、クエストを取れた日は約29ドルでした。同じように働いても、クエストがあるかどうかで売上は大きく変わります。

ガソリン代と税金を引くと手取りはいくら?
Uberの売上は、そのまま手取りではありません。ガソリン代と税金を自分で考える必要があります。
ガソリン代は1kmあたり約0.29ドル
満タン→満タンの方法で2回測ったところ、燃費は約8km/L、ガソリン代は1kmあたり約0.29ドルでした。

ただし、この数字は今のガソリン価格が高いことも大きく影響しています。僕が測ったときは1Lあたり約2.3ドルでした。ガソリン価格が下がれば、1kmあたりのコストも下がります。
税金は天引きされない
Uberは個人事業主(ABN)としての仕事なので、給料のように税金が天引きされません。僕は入金のたびに、売上の15%を別の口座に取り置きしています。最終的な税金は、年度末のタックスリターンで決まります。
1日の例:8時間で売上242ドルの日
| 売上 | 242.78ドル |
| ガソリン代(161km) | 約47ドル |
| 税金の取り置き(15%) | 約36ドル |
| 手元に残る額 | 約160ドル |
| オンライン時間 | 8時間18分 |
| 実質の時給 | 約19ドル |
売上だけ見ると時給は約29ドルですが、ガソリン代と税金を考えると約19ドルになります。Uberを始めるなら、この差は知っておいた方がいいです。
ちなみに、稼いだ豪ドルを日本に送るときは、僕はWiseを使っています。

大変だったこと
- お店で1時間以上待たされた:スーパーの注文で準備ができておらず、2件まとめての配達で2時間10分かかって23.64ドル。時給にすると約11ドルでした

- ナビだけでは分かりにくい家がある:同じ敷地に何軒もある家や、入口が分かりにくい家は少し迷います
- 駐車スペースに気をつける:お店や配達先の前に止められないことも多いので、駐車違反にならない場所を探す必要があります
- 電波が悪い場所がある:オーストラリアはところどころ電波が弱く、アプリやナビの動きが少しおかしくなることがあります
- 家の前にカンガルーがいる:夜、配達先の家の前にカンガルーがいて、正直少し怖かったです
一方で、英語はほとんど使いません。お店やお客さんと少し話すことはありますが、基本はアプリで完結するので、英語に自信がない人でも始めやすい仕事です。
Uber Eatsが向いている人・向かない人
周りには、Uberだけで週10万円以上稼いでいる知り合いも多いです。しっかり時間をかければ、それだけで生活できる人もいます。
ただ、僕が正直におすすめしたいのはこんな人です。
- 自分の時間を大事にしたい人
- 途中でホリデー(旅行)を挟みたい人
- 仕事探しの合間に収入がほしい人
- 英語に自信がないけど、すぐに働きたい人
シフトがなく、好きなときにオンにして、好きなときにやめられる。この自由さが、Uber Eatsの一番の魅力だと思います。
一方で、安定した時給や、スーパーアニュエーション(年金)などの保障がほしい人には、普通のアルバイトの方が向いています。
まとめ
- 3週間で売上1,872.73ドル(紹介特典500ドルを含む)
- 時給はクエストありで約31ドル、なしで約20ドル
- ガソリン代(1kmあたり約0.29ドル)と税金(僕は15%を取り置き)は自分持ち
- 稼ぐコツは「クエスト中心」で動くこと
- 自由な時間がほしい人、仕事探しの合間の人にはおすすめ
これからも稼働を続けて、クエストが少ない週や、特典がなくなったあとの数字も更新していきます。最新の結果はX(@TOMASTYLEcom)
でも発信しているので、よければチェックしてみてください。


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